ドル円113円は保てるかどうか?

週明けの日経平均株価は、2万2,011.67円・前営業日比+3.22円と小幅上昇となりました。利益確定の売りが入ったものの、一応前営業日比は超えています。ギリギリですが…。

ただ日経株はまだマシな方で、中国株は前営業日よりも値を落としています。 更に米債利回りも、冴えない動きです。東京時間は、10年国債は2.40%を推移しています。先週は2.5%を超えていたことを考えると、かなりの落ち込みっぷりです。

株安・国債の低下により、リスク選好の円買いが入っちゃいました。ドル円は、113.7円から113.5円にまで下落。動きも冴えず、事態が好転しない限りは113円切りもあり得るでしょう。

ただ今週はビッグイベント目白押しなので、動きたくても動けなくなっているだけかもしれません。ギリギリ113円のラインを保てるかどうかが、勝負の分かれ目と言った所でしょうか?

ECB理事会

ECB理事会が行われました。ドラギ総裁は会見において、ECB理事会は来年以降資産購入を半分に減らすと発表。期間は1月から9月までとしました。ただ市場の予想通りだったこともあり、そこまで大きなサプライズ感はありません。

しかしユーロ円は134.4円から132円後半まで、一気に落ちてしまいました。ECB理事会はビッグイベントなので、大きく動くのは予想の範囲内です。でも流石に2円近くの値下がりは、動きすぎです。一体何が引っかかったのかというと、資産購入の引き締め額です。

市場では資産購入を600億ユーロから、250億~200億ユーロに減らすと見られていました。しかし実際は300億ユーロと、予想よりも少ない減額です。更にはECBの慎重な姿勢にも嫌気がさしたのでしょう。もっと攻めるかと思いきや守りに入ったので、ユーロが売られた形となりました。

駆け引きが勝負の決め手か?

欧州時間になると、ドル円が激しく動いたということはなく…小動きとなりました。 欧州早朝には113.6円にまで一気に下落。急に上がったので、疲れも出たのでしょう。

でも米債利回りがプラス方向へ向くと、113.9円にまで上昇しました。あと少しで再び114円かと言う所で、下がってしまいました。現時点においてのボーダーラインは、114円になった時にどう動くかです。

今日は材料が無いので、“駆け引き”が勝負の決め手となりそうです。 NY時間には、特にこれと言ったイベントは無し。ただ税制改革の動向や、次期FRB議長人事について何らかのニュースがあれば動くのは明白です。

それこそひっくり返るような大きなニュースが入れば、ドル円は114円どころじゃなくなるかもしれませんね。あくまでもニュースが“入れば”の話です。

ドル円上昇の謎

18日のNY市場において、ドル円は113円にまで上昇しました。しかし問題は、何故上昇したのかです。正直な所、上昇するような材料は無いのです。

考えられるのは、米国債利回りが上がったことです。でも何故上がったのかは、皆目検討がつかない状態。米住宅指標が発表されたものの、予想を下回る結果となっています。

ただ予想下回る結果になったのは、ハリケーンの影響によるものです。そこまでネガティブに捕らえている様子は、見受けられませんでした。 では何がきっかけになったのかというと、おそらくですがここ最近の景気の良さでしょう。

アメリカはもちろん、日本の景気もポジティブに捉えられています。日本は衆院選があるものの、与党自民党が勝利するのではと見られています。